JUMBO HOT DOG
食べる人がちょっと面白い顔になるのはご愛嬌。
両手で持って大きく口を開けて食べなきゃいけないサイズ感だ。
csewの定番メニューはホットドッグにコーヒー。
ちょっと贅沢な日は、赤ワインも最高だろう。
いや、クラフトビールなんて合わせるともうこれ以上ない幸せだ。
「ドイツにいるときはもっと痩せてたんだ。パンとソーセージなら太らないんだよ。俺はね。でも、日本に帰ってきてお米を食べ始めるともうやばい。」そう口にされた福留さん
そんなホットドッグのソーセージを作ってくれているのは、鹿児島にある福留小牧場さん。
福留さんとは僕たちcsewのオーナーが以前から知り合いで、ホットドッグを提供しようと決めた時には、
「ソーセージは福留さんしかいないよね。」とそれはもう他に選ぶ選択肢はなく、一択だった。
福留さんは20歳の時から10年間海外に身を置き、うち8年はソーセージの本場ドイツで修行を重ねら れたそうだ。
そしてなんとも贅沢なことにcsewで提供するソーセージは完全オリジナル。
中にはローズマリーやセージといった、福留さん自身が牧場の横で育てた数種類のハーブが入っている。
口の中で噛んだ途端にジューシーな肉汁と共に香るハーブはたまらないのだ。
みんな思わず笑みがこぼれるだろう。
”Essen das glücklich macht”ドイツ語で「食べることはあなたを幸せにする。」福留小牧場で働くスタッフの方々は、この言葉が入っているユニフォームを着用している。
「ほんとはやっぱり生で食べてもらうのが一番おいしいけど、少しでも無駄になるところがないよう に加工品に回す。
それが豚さんの幸せを願うことだと思うから。」と笑いながらそう言われた。
その言葉には豚さんに対しての敬意があり、愛情がある。そして重みがある。
豚さんに幸せになってもらうことが、僕らの幸せでもあるのだ。
あ〜、ビールが欲しい。
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Written & Photographed by Katsushin Morimoto / Writer